成長の基本は、一人ひとりの「想い」にある。
それを助け、導くことこそがヤマウチの教育方針です。
ヤマウチでは配属先によって業務が異なることが多々あります。そのため、それぞれに定めたOJTカリキュラムを導入しています。ただし社員として働くということは、どの事業であれ、いずれその店舗や事業の責任者として運営に携わるということ。「売上管理」「効率化」「後進の育成」など、マネジメントとして共通の役割を担うためには、もちろんそのための知識や論理の吸収も必要。それらの学びの機会も充実しています。
大切にしたいのは、一人ひとりの社員が夢を持ち、想いを実現できる環境を整えること。そのための制度拡充は、会社としても積極的に行っています。
オカモトグループの新人が一堂に会する合宿に、ヤマウチの新卒社員も参加します。グループ各社、各事業部などの概要にはじまり、それぞれの企業理念の理解、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルについても学びます。配属後にはそれぞれの道を歩むことになりますが、ここで出会った同期たちとは、その後も連絡を取り合う新人も多数。約1週間の合宿生活を終えると、すっかりヤマウチパーソンになっています。
店舗配属後は、それぞれの事業で設けているカリキュラムにのっとり、 OJTや定期的なフォローアップ、リーダー研修等を受けることになります。
3つのK「個人/家庭/会社」と、3つのM「マーク(目標)/マネジメント(管理)/モチベーション(動機)」について、定期的に振り返る習慣を身につけます。組織の業績を継続的に向上させることはもとより、社員一人ひとりの内面を磨く意味も強く、さらには家族からの理解や愛着にも寄与しています。1年後、3年後、10年後、20年後の「ありたい姿」「行動計画」を書き出し、写真や新聞の記事などを貼ることで、具体的なイメージを持つことができます。3KM研修は、新人だけでなく全社員が継続して行います。
トヨタ自動織機さまから学んだ「トヨタ生産方式」をもとに、オカモトグループ内で独自に開発した「TOPS(TOYOTA OKAMOTO Production System)」。その特徴は、日々のカイゼン(改善)こそが成長の源泉である、という考え方を基にして、主には業務上の原価低減を徹底すること。もともとは組織としての継続的かつ安定的な成長を目指すものですが、それは個人の育成にも大きな効果を発揮しています。身の回りのこと、自分が任されたタスクの中で、小さな改善を積み重ねる姿勢が、従業員自らの幸せにもつながっています。
グループ内の繁盛店、競合店の視察などを通じて、成功事例を積極的に取り入れる仕組みを導入しています。新事業への進出、新店舗の出店が相次ぐヤマウチグループにとって、世の中のプラクティスから学ぶことは多くあります。日頃から社会の動向をウォッチし、分析する習慣を身につけ、さらにそこから抽出されたことを全社で共有することで、ビジネスパーソンとしての成長はもちろん、組織としての基礎体力も向上。キーワードは「感・即・動」。感じたらすぐに動くのも、ヤマウチの社員の共通項です。